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CM1/2 [雑談]

最近の痛いニュースからこんな記事
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1205247.html
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081229-00000001-facta-bus_all

CMが本当に効果があるのか?ということに対して、疑問を持っているようです。
前にも書いたように、私はほとんどテレビを見ないので、最近のテレビCMには疎いです。
というのは、自分が見たい番組がほとんどない事が大きいかと。
言うまでもなく、CMは番組の間に挟まるものなので、CMを見るためにテレビをつけるわけではない。
したがってテレビCMと接触する機会も減るので効果はない。
と考えるのは妥当ではないかとおもいます。

昔は新聞・テレビしかなかった。だけど今はそれ以外にインターネットが出てきて、わざわざ最新情報をテレビで得る必要性はなくなってきた。最近ではテレビの情報の信頼性がなくなってきているし、日本のメディアはほとんど片方の面からしか見ないので、テレビのみを見ている人は無意識のうちに情報の操作をうけている。

例えば、最近の派遣村の問題だけど、わざわざ物価がたかい東京のど真ん中の公園で村を開くよりも、都心から離れた場所に作れば、わざわざ退去する手間も省ける。となると、あの問題で得している人がいるわけです。
いわゆるプロ市民という人達。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/caa6353a3bf77b62c7782d6bd09446a2

ニコニコ動画に派遣村の動画が挙がっているので紹介
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5757874

ということで、今回の件で坂本政務官が至極全うな意見を言ったと思われるのですが、野党からすれば
「計画通り」の結末になってしまいました。

結局坂本政務官は発言を謝罪しましたが、インターネットから今回の一件を見ていると、やはりテレビは見られないなと思うわけです。

さて、話が大幅にずれましたが、そういうわけでテレビを見る人が少ない。
となるとテレビによるCMの効果が少なくなったのかというとそうではないと思う。

例えば、SoftBankのキャンペーンはCMの効果があったからこそ今の立ち位置がある。
SoftBankのCMではホワイト家族とハリウッドといった大きく分けて2種類のCMがあった。

ホワイト家族は家族構成がへんてこで、耳で聞いていると商品の情報が入っているのだけれど、その入り方がさりげない。話も面白い
その一方でハリウッドはただ歩いているだけで、何も言葉は発しない。音楽があるだけ。

SoftBankのキャンペーンを担当しているのは、ホワイト家族が澤本嘉光さんで、ハリウッドが大貫卓也さんなのだけれど、全体をまとめているのが佐々木宏さんという最強布陣なのだけれど、佐々木さんと大貫さんのCMに対する考えは
全くといっていいほど違っている。
佐々木さんはCMは面白くなくてはならないと主張し、大貫さんはCMは正しくなくてはならないと主張する。

しかし、佐々木さんが孫さんからこの仕事を引き受けた後(実際は、最初コンペ形式にしようとした孫さんの話を聞いた佐々木さんが、それは違うだろうと主張して、孫さんから一目おかれた結果、佐々木さんがCDをすることになったのだけれど)に佐々木さんがあまり乗り気ではない大貫さんを誘ったことが全ての始まりだった。

・・・続きはまた後ほど・・・
タグ:CM SoftBank
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展覧会2008 [ART]

今年お金を払って行った展覧会を書き出してみるとこんな感じ(順不同)

ネオ・トロピカリア
君の体を変換してみよ展
GEISAI#11
Nicolai Bergmann 10 anniversary event
ミレイ展
フェルメール展
大琳派展
ボストン美術館展
Picasso展
線の巨匠達
Second Nature
アーツアンドクラフツ
最後のマンガ展
横浜トリエンナーレ
カルロ・ザウリ展
村野藤吾展
アネット・メサジェ

この中で特に印象的だったもの

最後のマンガ展・・・ 漫画の一話ではなく一つの作品になっていた。

Nicolai Bergmann・・・ あの展覧会で始めて知ったのだけれど、花の緑がこれほどまで美しいと思えたことはなかった。

ボストン美術館展・・・ 浮世絵を生で見たのは多分初めて。よくみると、妙にリアルなところがあって面白い。特に東洲斎写楽と葛飾北斎の作品が印象に残っている。

Second Nature・・・ 吉岡氏の作品はやはりスケールが桁違いだけれど、何気なく置かれているRoss Lovegroveの作品にも魅かれるものがあった。
君の体を変換してみよ展・・・子供が楽しめる展覧会としては一番だと思う。もちろん大人も楽しいのだけれど。

GEISAI#11・・・ digmeoutのenaさん目当てで行ったのだけれど、色々な表現の仕方があって面白かった。
来年3月に行われる#12に向けての制作を進めております。

アネット・メサジェ・・・本物だったらグロいけれど、ぬいぐるみだから許される。でもやっぱりグロい。
ちょうどぎりぎりのところ。


あまり良くなかったという点で印象に残っているもの
横浜トリエンナーレ・・・ これは、「タイム・クレバス」というテーマとしてみるといいかもしれないけれど、今の時代に果たして即しているのか?といわれるといささか疑問が残る。
隣で行われていたBankArtのほうが好きでした。

その他
お金を払わないで見に行った展示で印象に残っているのは 成山画廊の松井冬子作品と
Tokyo designers weekの時に展示してあった 森本千絵ディレクションの彫刻と、スパイラルに展示してあった永岡大輔の作品と青山の虎屋で行われていた絵画展で見た狩野探幽の作品。

松井冬子については前にも書いているのでここでは省略。
森本さんは本職はアートディレクターだけれど、やはりこの方の作品はあったかい。他にも彫刻を作っている人はいたけれど、(佐藤可士和さんも)他の人が石を素材としか見ていないのに対して、森本さんは石の中に元々埋まっていたのを掘り出した感じがする。タイトルはMotherで、石の表面のざらざらとした感じと、包み込むような感じが森本さんらしいというか。
森本Mother.JPG

ちなみに、1/26のTopRunnerに出演されるということなので、興味のある方はご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/tr/lineup.html

そういえば、TCC2008年鑑のディレクションを担当したのが森本さんで、その中に箭内道彦さんとしょこたんの対談が組まれていて、最初に「(森本さんが企画した)バスの企画は一部の人しか恩恵を受けないから良くない」という否定から入っていたのが印象的だったのだけれど、その内容についてTopRunnerで放送されるかが気になるところ。

永岡大輔さん
http://www.artdiv-hpf.com/tokyo/2008/05/013daisuke_nagaoka.html
については、あの時にはじめてみたのだけれど、スパイラルに幾つも展示してあった作品の中でも彼の作品は、他とは違う何かがあった。元々作品としては鉛筆とインクで書いていて、見た目は地味だけれど、それでも色々と考えさせられる。絵のタイトルをつけるのは好まないらしく、絵に描かれているモノを矢印などで表示しているのだけれど、作者は作品を呼ぶときはどうしているのかが気になったので、近くにオーナーらしき人がいたので彼の作品について色々と説明を受けたり、質問したり。 その後今月の上旬にBunkamuraにて行われたライブペインティングで永岡氏を見て、やはり独特な雰囲気があるなぁという印象でした。

狩野探幽は言わずと知れた天才ですが、肩の力を抜いてさらっと書いていて尚且つ完成度が高いから、困る。狩野探幽がメインの展覧会ではなかったにもかかわらず、その作品の印象が強く残っているのは、やはり元々作品に力があるからなのでしょうね。
タグ:美術館
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10 [雑談]

個人的な10大キーワード

・北京オリンピック
・株価暴落
・ニコニコ関係
・野田凪
・デザイン
・藤本壮介
・ノーベル賞
・新聞の質の低下
・ブッシュとオバマ
・カイカイキキ(サザビーズ、GEISAI、三芳スタジオ)

・北京オリンピック
・・・鳥の巣を見に行くという目的でお盆真っ只中に1人で北京へ行った。オリンピックを見ることが目的ではなかったのだけれども、それでも「オリンピックは参加することに意義がある」という言葉通り、4年に一度行われる祭典に参加して、そこで得た体験は忘れる事はないだろう。

・株価暴落
昨年サブプライムローン問題が出て、悪い悪いといわれながらも円安の状態だった。しかし、今年の秋になって急激に景気は悪化し始めている。いわゆる派遣切りは来年も続くのだろうか・・・

・ニコニコ関係
別のblogで書いたのでここでは詳しく書かないけれど、ニコニコで動画を投稿するようになって色々と得るものがあった。ニコニコをやっていなかったら狩人こと水原薫さんの存在は知らないままだったろうし、minorhythm公開録音に参加したり、畑亜貴さんのサイン会に行くこともなかったと思う。

・野田凪
あまりにも早い死だった。当たり前のように存在していたからなくなってはじめてその大きさに気がついた。
今もまだどこかで受け入れたくない自分がいる。だけど、野田凪が残した作品はこれからも私の中で生き続ける。

・デザイン
今まで全く興味がないわけではなかったけれども、坂井直樹さんのblogや、Sakai Podcastの公開録音に参加させてもらって平野敬子のストイックさに共感したり、原研哉の講演を聞いて無印良品に改めて気付かされたり、深澤直人の本などを通じて デザインについて少しは分かってきた気がする。

・藤本壮介
藤本氏は若手の建築家で雑誌などで取り上げられている方ですが、あるセミナーにて彼の建築に対する姿勢を聞いてみて、あまりにも腑に落ちすぎて困った。伝えることの重要性というのは大事だということに気がつく。

・ノーベル賞
1人は既に日本人ではないけれど、とりあえず、日本出身の技術が世界に評価されたということは良いことだと思います。だた、ノーベル賞の場合、発見してから受賞するまでの時間が長くなる傾向があるわけで。現段階で研究しているものが、果たして将来ノーベル賞級になるかどうか。そこらへんは個々の大学の研究に対する意識によって変わってくると思います

・メディアの質の低下
例えば、光市事件の判決後に朝日新聞社の記者の質問だったり、毎日新聞のWikipedia編集者を犯人と間違えたり、テレビがヒトラーを英雄などと放送したりのミスが目立った。
影響力のあるメディア媒体の情報の伝達不足は、それぞれの会社におけるチェック機能不足が始まっているとも考えられる。(それが団塊世代の退職によるものかは分からないけれど)

・ブッシュとオバマ
ようやくブッシュ政権が終わるのだけれど、最後までブッシュは大きな赤ん坊でした。
オバマ政権になったら、自動車の解体が始まるのかな?

・カイカイキキ
サザビーズで村上隆のフィギュアが15億円で落札された。その後、アートのバブルはじけた。GEISAI#11の時にはまだアートバブルがはじける前だった。
GEISAI#12ではどうなるのだろうか。今のところ明らかになっている審査員はヤマカンこと山本寛氏とリリー・フランキー氏だそうで、審査を受ける身としては少々楽しみでもある。


ということで、振り返ると2008年はとりあえず良い年であったなと。2007年に比べたら格段に良くなったのだと感じた
一年でした。やはり環境は大事です。
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理系の人 [雑談]

問い
あなたは砂漠の中にいて、とてものどが渇いている。
目の前のコップの中に水がある。
しかし、きれいな水かというとそうでもない。
さて、どうするか。

①諦める
②腹を壊す覚悟で、水を飲む

おそらく、大部分は①か②の答えになると思う。

が、理系の人だったら、飲めないみずを飲めるようにして水を飲むだろう。

例えば、水を蒸発させ、その水蒸気を冷却してやるだったり、ろ過装置をつくってみたりするだろう。

理系の人の特徴は、とりあえず自分で確かめないと納得しない人だと思う。
悪く言えば、疑り深いというか。

それから、理屈っぽいというのも理系の人の特徴の一つ。
これこれこういう理由だから、こうなるという説明だと通じやすいけれども、
理系の人は「なんとなく」や「フィーリング」で物事を進めるのが苦手です。

例えば、「ゲームをしている人はバカになる」という、あまりにも論理的に破綻している言葉を使うことは、理系の人にとってはありえない。

しかし、理系にも欠点がある。
それは、全てを論理的に片付けようとすると、いわゆる堅物になってしまうということ。

例えば、理系の人は「美味しい」を数値化しようとして、甘み、辛味、渋み、苦味、などと色々なデータを集めて、どうにか美味しいと感じる味はこういうものだ。と結論付ける。
しかし、私たちの感情はそこまで単純ではない。例えば、同じ食べ物でも、
自分の気の置ける仲間と食べる食事と、自分が苦手な人達の中で食べる食事では恐らく味も変わってくるだろうし、
おにぎり一つを食べるにしても、会社で一人ぼっちで食べるのと、山に登ったときに食べるのでは全然違ってくるだろう。

デザインについても同じようなことがいえるけれど、いくらデザイナーが、素晴らしいプロダクトデザインを作り上げても、それを理解できる企業がなければ、いいものは生み出せない。

AppleやNikeはデザインの重要性に早くから気がついていて、全社員に占めるデザイナーの数も結構多いというけれど、日本はそういう意味でまだまだ遅れている気がする。

でも、デザインをする人も、何故そのデザインがいいのか?を論理的に説明できるとそのデザインが認められることも多い。 佐藤可士和さんはそれが上手い方です。


1冊まるごと佐藤可士和。 (Pen BOOKS) (pen BOOKS)

1冊まるごと佐藤可士和。 (Pen BOOKS) (pen BOOKS)

  • 作者: ペン編集部
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/02/15
  • メディア: 単行本



この本の中に、佐藤可士和クリエイティブ語録というページがある。
---------------------------------------
博報堂へ入社してすぐ、自分のデザインを営業に見せた
佐藤「かっこいいでしょ?」
営業「どこが?」
佐藤「なんでわからないだ!」
デザインだけでなく、言葉を補うことが必要なんだ。とそのとき理解した。
---------------------------------------
自分が何をやりたいのかを正確に相手に伝えることが出来れば(精度を上げれば)「便利」になる。

はじめにコンセプトとなる軸を言葉で決めておけば、いくら横槍が入ろうとも、その軸からずれているものは
不必要となる。

「言葉」は大事です。
日本語は特に似たようなニュアンスがありながらも、まったく同じではないものもある。

日本語練習帳 (岩波新書)

日本語練習帳 (岩波新書)

  • 作者: 大野 晋
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: -



タグ:理系 言葉
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疑似科学 [雑談]

今年の本の売り上げで血液型占いがなぜか上位にランキングしているようで。

血液型占いというのは、いわゆる疑似科学と呼ばれる類のものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/疑似科学

日本は特にこういうことを繰り返すことが好きなようで、最近だと2004年頃にもブームが来て、クイズ番組などで血液型関連のものが取り上げられて、血液型による差別のようなことが起きたことがある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/血液型性格分類#.E7.A4.BE.E4.BC.9A.E5.95.8F.E9.A1.8C
の【社会問題】の部分

疑似科学は他にも色々あって、マイナスイオンだとか水からの伝言関係だとか。

こういう疑似科学は子供は直ぐ嘘だと見抜くことができるらしい。
というのも、「なぜ?」ということを常に思っているから。

大人になると、信頼性のある情報も無い情報も一緒くたにして、いかにも
頭がよくなっている気もするけれど、その情報が嘘だということもある。

確たる証拠がなければ、その情報は正しいとはいえない。
特に、科学関係は注意が必要。

もし、知らない人に専門用語を使って説明されたら、躊躇うことなく、質問してみるといい。
「それは、どういうことですか?」というように。
本質を分かっている人は、誰にでも分かるような言葉で説明できるが、表面のさわりだけしか知らない人は
何度もたずねられても耐えることは出来ない。どうどうめぐりで、答えが出ないのであれば、その人は
いわゆる「知ったか」で、実は知っている振りをしているだけのこと。

疑似科学に関しては
こちらも参考に
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081121/sty0811210813001-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080126/acd0801261421006-n1.htm


人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: カール セーガン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 文庫



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P&G [雑談]

2010年に卒業する人向けの就職活動が始まっているようなので、今回は幾つも会社を回ったなかで、
とても印象に残っているP&Gの選考について書いてみる。
というのも、選考のやり方が他の企業とは全く違ったからだ。

先ず始めに自分のキャラクターがP&Gが求める人物であるかどうかを判断する
適正テストを行う。(Web上で)詳しい部分は忘れてしまったのだけれど、
自分が高校や大学で、学業のレベルがどのようなランクにいたかを書くところがあったのが印象的だった。

その後、セミナー兼一次選考(テスト)が行われる。
テストはいわゆるSPIのような問題ではなく、P&Gが独自に作っているもので、
図から読み取るものだったり、文章から読み取るものだったり。
計算もあるけれど、テストも世界基準なので、単位がドルだったりする。

その後グループになって、ある課題に対してディスカッションをする。
その内容はマーケティングの分析のようなもので、消費者のアンケートと
洗剤の特徴+コストが書かれており、今後市場に出すとすれば、どのような方向性で売っていけばよいかを討論しあう
時間が来たら代表者がプロセスと結果を発表する

これに通過すると(基準は分からないけれど)、次のステップに進むことができる。
次のステップは1グループ8人程度で構成される。グループは全部で5つほど
5つのグループに課題が出される。
髭剃りに使うジェルをどのタイミングで市場に投下すればいいのかを競う。
それぞれの商品には、開発するまでの費用と時間が書かれており、直ぐには市場に投入することは出来ない。5つのグループの市場占有率は常に画面の前にモニタリングされる。
もちろんこれも初めてなので、かなりの衝撃だった。
このときに初めて商品を市場に投入する時には時間がかかるということを知る。

この課題が終わった後に、それぞれどのような戦略で市場に商品を投入して行ったかをグループで一枚の紙にまとめて、報告を行う。

1グループ8人と大所帯なので、1人が全く発言しなくても、先に進めることができる。
しかし、1人が強引に仕切って進めるというやり方も好ましくない。

最近読んだ「P&G式~」では、改めてP&Gのすごさがよく分かる。

社員の育て方であるとか、リーダーの条件だとか。ダイバーシティ(多様性)を認めるだとか、学べることは数多い。
この本の中で筆者の和田さんが感銘を受けたという本 を探してみようと思っている所です。

P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデ
ントはこうして生まれた

P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデ
ントはこうして生まれた

  • 作者: 和田浩子
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2008/08/22
  • メディア: 単行本



タグ:P&G
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第1感 [本]

第6感といえば、虫の知らせですが、第1感とはなにかというと、いわゆるfirst impressionということです。具体的に言うと、初めてのことを体験した時に感じる、
「なんかいいな」と思ったり、「何かおかしい」という感じのことをいう。

最近読んだこの本(第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい)

第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)

  • 作者: M・グラッドウェル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/02/23
  • メディア: 単行本



は、勝間さんと神田さんがおススメする本

10年後あなたの本棚に残るビジネス書100


を立ち読みした時に、何か面白そうだなと思って買って読んだ本です。

で、内容はというと、どうして第1感が正しいのか?という例を挙げて説明しています。

例えば、ある美術品の真贋をめぐっての第1感が正しかった話だったり、夫婦のやり取りを聞いていて、その夫婦が将来どうなるかを予想する話だったり。

何故、このような第1感を感じることができるのかというと、つまるところ、たくさん経験しているからなのです。

例えば、夫婦のやり取りの場合だと、その予想をした人は、これまで、数多くの夫婦のやり取りのなかで顔の表情がどのように変化しているのかを観察してつぶさに調べて、その結果、数分程度のやり取りを見ているだけで、その夫婦が将来どのようになるかが分かるようになったという。

しかし、私達はそこまで微妙な表情に気がつかない。

例えば、ある人と初対面した時に感じる第一印象

第一印象で良いと判断すると、私達は無意識によいところを探そうとする。
しかし、第一印象が悪いと、いわゆるあら捜しをしてしまう。悪いところばかり目に付いてしまう。これは就活などでよく出てくる話ですが・・・

その他にも、人種によって無意識的に差別をしていることもある。
例えば、黒人は白人よりも能力が低いと考えることだったり。

この本の中では、第一印象がよかったせいで、有能でないアメリカの大統領を選んでしまった例も書かれています。

では、いわゆる第1感(第一印象)の判断の正確性をあげるにはどうすればいいか?

少し前に書いてますが、たくさん経験(観察)することです。

最近出たTCC2008の中にCMプランナーの澤本嘉光さんと棋士の羽生善治さんの対談されていますが、
その中で「経験のない直感は盲目である」という言葉が出てきますが、やはり直観力を高めるには、経験することに勝るものはないということですね。



タグ:第1感
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個の時代 [雑談]

リストラの話題がニュースで話題となっています。

ソニーも大幅な人員を削減を発表したようで、来年にかけて、大手企業のリストラはまだ続くのではないでしょうか。

リストラの対象となる人は「その会社」にとって必要とされていないということになります。

しかし、それはあくまで、「その人がいた会社」であって、世の中にはたくさんの会社があって、そのような会社を見つけられるかどうか。

中小企業の中には独創的なことをしている所は幾つもあります。

そういう企業はCMに出ていないので、なじみのない企業かもしれませんが、
その会社でしか作っていないものというのもあるので、例えば地震が起きて、
その会社の生産ラインが止まってしまったら、その会社の製品を使っている別の会社に影響が出てきます。

具体的な例だと、トヨタの部品を作っている会社が新潟で起きた地震の影響でラインが上手く機能しなくなったお陰で、トヨタの生産に影響が出てしまった。
(元々トヨタは在庫をもたないようにしているため、このような状況が起きると、手も足も出なくなる)


で、今日の日記のタイトルですが、もし突然会社からリストラ通告を受けた時に、
自分にしかないものを持っているか?ということ。
直ぐに思い浮かぶのは資格だけれど、ただ持っていても意味が無いものもたくさんある。

もし、と唯一無二なものを持っている人であるならば、会社からリストラされることはないかもしれない。
むしろ、そのような人がリストラされたなら、ちょうどいいチャンスだと考えて、
その人は自分で会社を作ってしまうかもしれない。

自分には何を知っていて、何を知らないのか。

例えば、少し前までは雑学番組が人気になってましたけれど、テレビでは一つのことを掘り下げるのではなく、表面を浅くなぞっているだけの問題が多かったような気がする。しかし、テレビで、何かの知識を得て、それについてあたかも自分が全て知っているかのように振舞ったら、その時点で思考が終わってしまう。

今某局では振り込め詐欺防止のCMをしているけれど、「いわれるままふりこんじゃだめ!」というのは当たり前で、
騙す方はもちろんこういうCMはチェック済みで、更にそれを行くような方法で騙してくることは予想しやすい。
だから、振込み詐欺はこういう例ですという紹介よりもむしろ、家族内でそういう事態が起きた時に、自分たちがどのように行動すればよいのかを話し合って決めることが一番いいと私は思う。

投資にしても、「必ずしも利益が出るとは限らない」ということを知らないまま投資をして、落ち込む人もいるけれど、
やはりそう言う人は、投資には元本割れが起きることもあるということを知った上で、投資をするという判断力が欠けていたのだと思う。

自分が知らないということを知らない(いわゆる無知の無知)人にとってこれからの時代はもっと大変になっていくのではないでしょうか。



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質問の仕方。 [雑談]

先ずはこちらを読んでください。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0812/05/news015.html

質問の方法は大きく分けて2つある。
オープンクエッションとクローズドクエッション。

クローズドクエッションの例:朝食はパンを食べますか?それとも米ですか?

オープンクエッションの例:明日の朝食はなにを食べたいですか?

クローズド(closed)は閉じられたという意味の通り、YesかNoのような二者択一といったクローズドクエッションは限定的な答えを出す質問です。

一方のオープンクエッションは、具体的に回答者に考えさせるような質問のこと。

インタビューなどで、クローズドクエッションばかりを聞いていたら、
もちろんお話にならない。インタビュアーは話を広げることが大事だからだ。

ある事柄について、何故(Why?)を3回続けて考えるとその本質にたどり着くことが出来るという話を聞いたことがある。

以前、MITの石井裕氏のインタビュー記事が出ていて、MITの学生に何故?をよくたずねるという。
ちなみに石井さんはこのような人
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000789
何故その研究(テーマ)をするのか。そのメリットはなにか。
何故その結果になったのか?その証拠は?

私も理系の端くれだったので、それは教授などに口すっぱく言われた。
元々、大学でやる研究は今までやったことがないことをやるのが当たり前なので、
既に報告されている例をやっても意味ないのですよね。
もちろん、やる前にはある程度想定して進めるのだけれど、たまに偶然の産物が出来たりする。いわゆるセレンディピティといわれるものです。
それは予期しないことだから、あー失敗した。と思ってやめてしまう人もいれば、何か面白いのが出来たぞ。と思って研究していく人もいる。

少し前だけれど、ポリアセチレンでノーベル化学賞を受賞した白川先生の研究も失敗から始まったわけです。

それを失敗と捉えるか、それとも面白いと感じられるかどうか。
もちろん、探っていっても結果が出ない時もあるけれど。

それはやってみないとわからない

ちなみに、元の記事にある芦部さんは最近FutureXという雑誌でガラパゴス戦略について興味深い記事を書いてます。

500円の割にはかなり内容が充実しているので、書店で立ち読みしてみるのもいいかもしれません。(買う価値はあると思いますが)

FUTUREX

FUTUREX

  • 作者: ビジネスサポート編集部
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2008/10/21
  • メディア: ムック



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emptinessとsimpleについて [雑談]

10月に銀座のggg(Ginza Graphic Garelly)で原研哉展があって、その時にギャラリートークに参加するチャンスがあったのでその内容について書いてみる。

テーマは確かemptinessとsimpleについてだった

人間は進化の段階で直立二足歩行を得たわけだけれども、
それによって、
・何かを拾う
・手を容器のかわりにする(ex:水をすくったり)
という行為が可能になった。

両手を合わせて器の形を作ると、手のひらの中には何も存在していない空(emptiness)の状態である。

古代の日本は八百万の神ということで、何処にも神様が宿っているとしんじられていた。その名残として家を建てる前に代を立てるのは、あの区画の中に神様が入ってくるかもしれない(ここ重要)という期待をしているわけです。


世界遺産でもある伊勢神宮の本殿は20年ごとにリニューアルされている。しかし、それが連続的に1000年以上続いていることは驚くべきことである。しかし、リニューアルされるごとに形を変えてきており、初めに建立された時期はポリネシア建築だったが、今は完全に純日本のものになっているという。

例えるならば、2つのコップが並べておいてあり、片方のコップに水が入っているが、その水をもう一つのコップに移し変える(リニューアル)と、完全に全ての水がもう片方のコップに移るわけではない。若干のずれが生じる。ずれながら、少しずつ進化している。これは、DNAに突然変異が起こり、進化が進むことに似ている。

●Simpleの発祥
海外においてSimpleという枠組みは約150年ほど前に出来たという。それまでは、権力者の力を象徴するために複雑な模様をつけた家具が多かった。
しかし、国家ができ、市民社会になると、これまでのように、複雑なものはいらなくなる。

一方日本では、Simpleという枠組みは応仁の乱後に出来たという。これは、応仁の乱という大きな内戦によって豪華なものは焼けてしまい、デザインがリセットされたためだという。

その中から「簡素さの中から豪華さを見出す」茶の文化が発達した。
茶室の中で食べる羊羹や米は味が違うという。それは、その行為に到達するまでのプロセスの中で精神が研ぎ澄まされていくから。極端に集中すると、周りのものが見えなくなって、目の前の動きがスローモーションに動いていくように見えるのと似ている。


●Japanese Ah-Un Model

日本では空気という言葉をよく使いますが(「空気を読む」など)、会議などで「あの件については、依存はありませんでしょうか」という提案がなされた時に何も言わないという行為=肯定の意味にとられる。この行為は責任を不在にしているもので、日本独特のものであると考えられていますが、Googleの中の人にこの話をするとよく分かるという。(それは、彼らが互いに信頼しあっているからで、日本のそれとは少し違う気もしますが)

現在担当している無印良品のディレクションでやっていることは、まさにそのことで「わかりますよね」ということを見る人に対してアイコンタクトで提示しているという。


●原さんの仕事
原さんは自分の仕事を例えるなら掃除ににているという。掃除つまりはメンテナンスとも捉えることができる。
例えば、枯山水はあの状態を保存するために、しっかりと掃除をしていなければ今私達が見ることができなかったかもしれない。だから、掃除はとても人工的な作業である。
しかし、ありのままの状態を保存するという作業も伴っているので、
正確に言うと、人工的なものと自然なものの波打ち際の管理をしているという作業なのだそうだ。
それから、「モノ」をつくるのではなく、「こと」を作ることをやっているという。
「こと」とは何かというと、記憶の結びつきを作るということ。


デザインのデザイン

デザインのデザイン

  • 作者: 原 研哉
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/10/22
  • メディア: 単行本



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