理系の人 [雑談]
問い
あなたは砂漠の中にいて、とてものどが渇いている。
目の前のコップの中に水がある。
しかし、きれいな水かというとそうでもない。
さて、どうするか。
①諦める
②腹を壊す覚悟で、水を飲む
おそらく、大部分は①か②の答えになると思う。
が、理系の人だったら、飲めないみずを飲めるようにして水を飲むだろう。
例えば、水を蒸発させ、その水蒸気を冷却してやるだったり、ろ過装置をつくってみたりするだろう。
理系の人の特徴は、とりあえず自分で確かめないと納得しない人だと思う。
悪く言えば、疑り深いというか。
それから、理屈っぽいというのも理系の人の特徴の一つ。
これこれこういう理由だから、こうなるという説明だと通じやすいけれども、
理系の人は「なんとなく」や「フィーリング」で物事を進めるのが苦手です。
例えば、「ゲームをしている人はバカになる」という、あまりにも論理的に破綻している言葉を使うことは、理系の人にとってはありえない。
しかし、理系にも欠点がある。
それは、全てを論理的に片付けようとすると、いわゆる堅物になってしまうということ。
例えば、理系の人は「美味しい」を数値化しようとして、甘み、辛味、渋み、苦味、などと色々なデータを集めて、どうにか美味しいと感じる味はこういうものだ。と結論付ける。
しかし、私たちの感情はそこまで単純ではない。例えば、同じ食べ物でも、
自分の気の置ける仲間と食べる食事と、自分が苦手な人達の中で食べる食事では恐らく味も変わってくるだろうし、
おにぎり一つを食べるにしても、会社で一人ぼっちで食べるのと、山に登ったときに食べるのでは全然違ってくるだろう。
デザインについても同じようなことがいえるけれど、いくらデザイナーが、素晴らしいプロダクトデザインを作り上げても、それを理解できる企業がなければ、いいものは生み出せない。
AppleやNikeはデザインの重要性に早くから気がついていて、全社員に占めるデザイナーの数も結構多いというけれど、日本はそういう意味でまだまだ遅れている気がする。
でも、デザインをする人も、何故そのデザインがいいのか?を論理的に説明できるとそのデザインが認められることも多い。 佐藤可士和さんはそれが上手い方です。
この本の中に、佐藤可士和クリエイティブ語録というページがある。
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博報堂へ入社してすぐ、自分のデザインを営業に見せた
佐藤「かっこいいでしょ?」
営業「どこが?」
佐藤「なんでわからないだ!」
デザインだけでなく、言葉を補うことが必要なんだ。とそのとき理解した。
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自分が何をやりたいのかを正確に相手に伝えることが出来れば(精度を上げれば)「便利」になる。
はじめにコンセプトとなる軸を言葉で決めておけば、いくら横槍が入ろうとも、その軸からずれているものは
不必要となる。
「言葉」は大事です。
日本語は特に似たようなニュアンスがありながらも、まったく同じではないものもある。
あなたは砂漠の中にいて、とてものどが渇いている。
目の前のコップの中に水がある。
しかし、きれいな水かというとそうでもない。
さて、どうするか。
①諦める
②腹を壊す覚悟で、水を飲む
おそらく、大部分は①か②の答えになると思う。
が、理系の人だったら、飲めないみずを飲めるようにして水を飲むだろう。
例えば、水を蒸発させ、その水蒸気を冷却してやるだったり、ろ過装置をつくってみたりするだろう。
理系の人の特徴は、とりあえず自分で確かめないと納得しない人だと思う。
悪く言えば、疑り深いというか。
それから、理屈っぽいというのも理系の人の特徴の一つ。
これこれこういう理由だから、こうなるという説明だと通じやすいけれども、
理系の人は「なんとなく」や「フィーリング」で物事を進めるのが苦手です。
例えば、「ゲームをしている人はバカになる」という、あまりにも論理的に破綻している言葉を使うことは、理系の人にとってはありえない。
しかし、理系にも欠点がある。
それは、全てを論理的に片付けようとすると、いわゆる堅物になってしまうということ。
例えば、理系の人は「美味しい」を数値化しようとして、甘み、辛味、渋み、苦味、などと色々なデータを集めて、どうにか美味しいと感じる味はこういうものだ。と結論付ける。
しかし、私たちの感情はそこまで単純ではない。例えば、同じ食べ物でも、
自分の気の置ける仲間と食べる食事と、自分が苦手な人達の中で食べる食事では恐らく味も変わってくるだろうし、
おにぎり一つを食べるにしても、会社で一人ぼっちで食べるのと、山に登ったときに食べるのでは全然違ってくるだろう。
デザインについても同じようなことがいえるけれど、いくらデザイナーが、素晴らしいプロダクトデザインを作り上げても、それを理解できる企業がなければ、いいものは生み出せない。
AppleやNikeはデザインの重要性に早くから気がついていて、全社員に占めるデザイナーの数も結構多いというけれど、日本はそういう意味でまだまだ遅れている気がする。
でも、デザインをする人も、何故そのデザインがいいのか?を論理的に説明できるとそのデザインが認められることも多い。 佐藤可士和さんはそれが上手い方です。
1冊まるごと佐藤可士和。 (Pen BOOKS) (pen BOOKS)
- 作者: ペン編集部
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2007/02/15
- メディア: 単行本
この本の中に、佐藤可士和クリエイティブ語録というページがある。
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博報堂へ入社してすぐ、自分のデザインを営業に見せた
佐藤「かっこいいでしょ?」
営業「どこが?」
佐藤「なんでわからないだ!」
デザインだけでなく、言葉を補うことが必要なんだ。とそのとき理解した。
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自分が何をやりたいのかを正確に相手に伝えることが出来れば(精度を上げれば)「便利」になる。
はじめにコンセプトとなる軸を言葉で決めておけば、いくら横槍が入ろうとも、その軸からずれているものは
不必要となる。
「言葉」は大事です。
日本語は特に似たようなニュアンスがありながらも、まったく同じではないものもある。
タグ:理系 言葉
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