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あなたと私 [雑談]

日本でブログとかで自己紹介するときには、100の質問とかに書いてある内容のように、星座やら、血液型やら、好きな食べ物やら趣味とかを書くのが普通ですけれど、外国で自己紹介するときにはどういう話題になるかというと、
http://www.speech-topics-help.com/self-introduction-speech.html
にいくつか書いてありますけれど、あなたの人生で大事にしていることは何か?とか人生の目標とか、かなり広いことについて言及していくのが一般的のようです。

で、12個目の質問にある、「あなたとその他の人との違っている部分とは何ですか?」というのがあるけれど、これを説明することはなかなか難しい。昨年、「あなたとは違うんです」という前福田総理の言葉が話題になりましたけれど、「具体的にどこがどのように違うのか?」と記者が質問したらどう答えるつもりだったのだろう?まぁそのはなしはおいておいて。。。

簡単なところから言うと、名前が違う。それからすんでいる所も違う。だけど、もっと他のところで違うことをあげるとするならばどうすればいいのか。

例えば、一般的にヒットしている曲があるとする。そしてその曲を聞いている人が大勢いる。その人たちに、その曲のどういうところが好きですか?と聞くと「メロディ」だったり「歌詞」が好きと答える人が大部分だと思うけれど、そこをもっと掘り下げていくと、具体的に曲のサビの前のメロディが好きとか、歌詞のあるワンフレーズが好きだとかそういうところで違いが出てくる。

ちなみに私の場合、最近良く聞いている曲の一つがMaxiimo Parkの「the Unshockable」だけど、その曲の中で何が一番すきかというと、ドラムの音だったり、リズムだったりする。

Our Earthly Pleasures

Our Earthly Pleasures

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warp
  • 発売日: 2007/05/08
  • メディア: CD


ということで、同じ曲が好きといっても、その好きには色々あるわけで、それを分析していくと、「自分」とそのほかの人との違いを明確にする事ができる。

TUGBOATの多田琢さんはCMを作るときに何を考えているかというと「自分しか作れない、かつ自分がみて面白いと思えるもの」をつくるそうです。
自分しか作れないということはどういうことかというと、先ほどあげた「自分」が「好きだな」と思ったネタを常に蓄えておいて、あるときに、これは使えるとおもうものを引っ張り出して、アレンジしてCMをつくるということ。ネタと言うのは何もテレビや映画だけではなく、外を歩いている時にたまたまみかけた風景だったり。

そんな多田琢さんがこれまでどういうCMをつくっているかというと、
BOSSのCMだったり
http://www.youtube.com/watch?v=3DbA8ttXT60
最近だとダイワハウスのCM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1919850
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5860619
ですが、「何でダイワハウスなんだ?」といわれても困ります。

CMはいくら良い企画でも、クライアントの企業が「いい」といわなければ流されないわけですが、このCMに関しては、
クライアントの方が多田さんに絶対の信頼を置いているからこそ、ダイワハウスがダイワハウチュになってしまえるわけです。
しかし、クライアントから好きなようにやってくれといわれることは、ほとんど皆無な状況だろう。何といっても、CMはその企業がお金を払ってつくってもらうわけだし。じゃあどうすればいいのかというと、一つはいい物を作りつづけて、一目置かれるようになる。二つ目はクライアントの意見を全て丸呑みしないということでしょうか。
丸呑みしないということは、例えば最初にクライアントからある商品のCMをつくってくれという依頼があったときに、最初に商品の特徴を色々説明されるわけです。「こういう製法で、こだわって作った商品」なんです。と作った人は話す。
だけど、実際その製法がどのように素晴らしい製法であっても、15秒や30秒で「この商品は●●製法で作られていて~」という説明するCMをつくっても、見た人は「はぁ、そうなの」という感想をもつのが関の山だろう。もしかしたら、見ていても何も意識しないかもしれない。
だけど、例えばSUNTORYの「伊右衛門」のCMを見れば分かるように、一応こだわった製法を使ったお茶なのだけれども、CMで見せていることは「伊右衛門がある風景」で、どのような製法を使っているかは一言も出てこない。
http://www.youtube.com/watch?v=v2JTX5oLQKw
その雰囲気があれば、見る人は伝わるということだけれど、その雰囲気を作るのもまた難しい。
だけど、雰囲気=そのブランドのイメージ→その企業のイメージとなるから、結構大事なんですよね。
株をやっている人とかであれば、業績などチェックするけれど、そのような人は商品を買う人よりも少ないわけで・・・
そう考えると、まだまだ日本の企業はCMに対しての意識が弱いなとは思います。
(資生堂とかSUNTORYなどは別ですが)

タグ:CM 多田琢
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